初手、お茶

マーティン28

2023年01月26日 07:00



観る将になって早いもので6年。

きっかけは藤井聡太君。

見始めたのは、

あの29連勝の途中から。

当時はまだ14歳、中学二年生。

AMEBAで無料で視聴出来たのが大きかったと思う。



私達の年代ならば、

駒の並べ方、各駒の進み方くらいは、

頭の隅にあるのではないだろうか。



小学生の頃、オセロというのが発売になり、

それ以外にも、人生ゲームとか、

野球盤、消える魔球なんて懐かしい!

いろいろな所謂ボードゲームで

遊んだ記憶があります。

もちろん将棋も。



将棋の盤駒、

各家庭に一つとは言いませんが、

それに近い確率で、

私の住んでいた田舎では、

座敷に置かれていたと思います。



子供同士で将棋を指していると、

大人が近寄ってきて、

後ろから あーせい、こーせい、

大人が二人以上になると、

いつの間にか、大人同士の対局に、

なってしまうなんてことも。

将棋アルアル。

日本人のDNAに脈々と

受け継がれてきたものが、

騒ぎ出すのかも知れませんね。

って、知らんけど!






下世話な話で申し訳ないのですが、

現在、20歳の藤井聡太君。

2022年の将棋だけの収入が、

1億2000万円程らしい。

これに、不二家さん、伊右衛門さん、

AMDさん、

以上3社のCM契約を入れると、

おそらく、2億円を優に超える

収入があるのではないだろうか。

日本のプロスポーツの世界でも、

この年齢で、この収入はなかなか無いと思われます。



6年間、彼の将棋を観て思う事。

デビューから4年ちょっとの間は、

詰将棋解答選手権、

小学校6年生から、

5年連続優勝に裏打ちされた、

圧倒的な終盤力で勝ってきた印象。

最近は、序盤、中盤、スキがなく、

相手にとっては、何も悪い手を指していないのに、

何故だか投了に追い込まれる

と言ったような将棋になっている感じがします。



彼は、勝っても謙虚な言葉しか出てきません。

騒がず、驕らず、

将棋の真理を追求する姿勢。

これこそが、将棋ファンならずとも、

愛される理由かなとも思います。



今年度の藤井聡太君の成績。

歴代最高勝率を超える可能性があります。

例によって、

この事をマスコミに質問され、

彼が発した答え、

「プロとしてやっている。

話題にしてもらえればありがたい」

二十歳の若者の答えとは思えません。



八つあるタイトル、

現在五冠。

今、王将戦を

羽生善治九段と防衛戦を

戦っています。

さらに、二月になると、

棋王戦挑戦。

名人につながる順位戦も、

A級でトップを快走中。

三月に挑戦者になるかも知れません。

四月からは王座戦の挑戦者決定トーナメント。

全冠制覇の期待が膨らみます。



今年も彼から目が離せません。














では、また。

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