珈琲倶楽部
30数年前。
岐阜で学生をしていた頃。
片道10kmをバイクで走り、
たまに行っていた喫茶店がありました。
外観も中も古民家風で、
しっとりと落ち着いた空間。
奥に箱庭があって、花や木が植えてあり、
冬には、うっすらと雪化粧。
BGMはクラシック音楽。
意識して聴けば、ちゃんと聴こえる音量。
灯りは、文庫本の小説の字が読める程度。
自分の殻に閉じこもりたい時とか、
物思いにふけりたい時に、
ふぅっと訪れるには良い場所でした
そこは、カウンター席の前に棚があり。
色んな種類のコーヒーカップが並べられ、
注文ごとにペーパーフィルターで一杯一杯、
淹れてくれる喫茶店でした。
何人で行っても、一人一人違うコーヒーカップで、
自家焙煎の美味しい珈琲が提供され、
何度訪れても飽きない憩いの店でした。
先程グーグルマップで、まだあるのかな?
と思い検索してみたら、無くなってました。
2012年5月のマップでは営業中の様でしたが、
2014年には、やってなさそうな感じ。
その間に、閉店してしまったようです。
チョットショックでした。
また岐阜に行く事が有れば、
必ず行きたい店でした。
私の青春の一ページ(表現が臭い)
喪失感、さびしい、
あぁーーー。
街の風景は、日々変わるものなのだろう。
しかし、変わってほしくないものもある。
その一つが、ここでした。
では、また。
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